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2008年4月11日

 3月27日にESK例会(於:福岡)に参加しました。ESKとは、九州圏内の矯正専門開業医の先生方からなる勉強会です。矯正専門開業の大先輩の先生方から、矯正臨床やマネージメントなどetc..多くを学べる会です。ちょうど2年前、ニューヨークでの第一回世界舌側矯正歯科学会大会に参加した時に、福岡の佐藤先生に入会のお誘いを頂きました。その頃から参加したいな、、と考えてはいたのですが、当院での症例を提出した上で入会させて頂きたいと思い、時期を待っていました。入会には6症例の矯正治療症例の提出が必要で、今回その症例の資料を持って参加しました。日頃、自分なりに頑張っている自分の仕事を、矯正専門の大先輩の先生方に観て評価して頂けるということは、とても幸せなことです。私は東京で勤務していた時に、恩師から「矯正は難しいよ。矯正のいろんなことがわかって、いろんなことができるようになるのは、自分がやめる時なんだよ。」と教わりました。矯正治療は専門性が非常に高い医療で、矯正専門医の道のりはとても長いんだということ。

 

 今回は、午前中に矯正用インプラントの講演があり、午後は小坂肇先生の「骨格性III級に対するclassIII finish治療」のご講演を詳しく聴くことができ大変勉強になりました。骨格の問題がある患者さんの歯列咬合を仕上げる場合、上顎前突、下顎前突のいずれの場合もオーバーコレクションしたいと考えますが、小坂先生の症例はいずれの症例もオーバーコレクションが確立されており、仕上がりがとても美しくて素晴らしかったです。ClassIII finishも骨格性III級の矯正治療の一方法としてこのように素晴らしく作ることができるんだという事実を教えて頂きました。例会の後は、懇親会があり、マネージメントに関することや矯正臨床のことなどより多くのことをさらに具体的に詳しく教えて頂きました。本当に貴重な機会です。一つ一つの教えをしっかりと頭と心にとめて、これからも頑張っていきたいと思います。次回のESK例会は7月です。

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小坂肇先生を囲んでESKの先生方と

 
 3月20日に日本舌側矯正学術会総会(於:大阪)に参加しました。私自身は、開咬の症例で上下顎舌側矯正で治療したケースを展示し、勉強してきました。学術会創立20周年ということで舌側矯正のエキスパートの先生方のご講演をいくつか聴くことができましたが、私の心に最も残ったのは大阪S.J.C.D.の最高顧問である本多正明先生のご講演でした。本多先生は、咬合治療における「咬合のlongevity(=長期安定性)の重要性」を強調されていました。「咬合のlongevity」とは、まさに私たち矯正専門医が目標とする最大のポイントです。本多先生は、咬合を包括的に治療することが大事であること、そしてその上で外科・矯正・補綴治療の連携の大切さを強調しておられました。個々の歯の位置が不正であればこれを矯正治療で改善し、歯の形態が不正であればこれを補綴処置で正すこと。各々の専門分野で専門医がお互いに十分な意思の疎通をはかり協力しあって、各専門医のベストを尽くすことでより安定した咬合を患者さんに与えることができるんだということ。個々の歯の位置が非常に重要であることから、機能的な咬合を綿密にしっかり作ることの大切さを矯正医に熱心に強調して下さいました。そして一方では、矯正医が矯正治療しやすいように術前矯正の処置など思いやりのあるご配慮もしておられました。このような本多先生と矯正医の布川先生の素晴らしい連携医療をとてもうらやましく思うと同時に、そのような連携を構築された先生方をあらためて尊敬しました。私自身もそのような素晴らしい連携を作っていけるように、矯正専門医として、一人の人間としてさらに努力する必要性をあらためて感じさせられました。 本多先生.jpg

本多先生のご講演が最も心に残りました

 

 3月5、6日の2日間、日本臨床矯正歯科医会例会(於:東京)に参加しました。昨年11月の宇都宮大会と同様に症例展示を行ってきました。前回は矯正用インプラントを併用して治療した成人女性の骨格性下顎前突症のケースを出しましたが、今回はハイアングル過蓋咬合を伴うII級上下顎叢生症の成人女性で、上顎を舌側矯正、下顎を唇側矯正で治療したケースを展示しました。この症例ではヘッドギアーや矯正用インプラントなど特に使用せず通常のマルチブラケット装置でオーソドックスに治療しましたが、バーチカルコントロールが効果的に得られて咬合の改善および口元ラインが改善したケースです。舌側矯正の方が唇側矯正に比べて上顎大臼歯部の垂直的なコントロールが効果的なのではないかと感じたケースです。さらに、矯正前には歯石の沈着が多くて歯周病が顕著でしたが、矯正前から矯正中もその都度ペリオコントロールを行った結果、矯正後は歯周組織の状態もずいぶんと改善され良くなりました。他にもたくさんの矯正専門医の先生方の症例を拝見して勉強させて頂きました。私自身、矯正臨床の知識と技術を現状よりもっと向上したいため、これからも症例発表を積極的に行って自己研鑽し続けたいと思います。

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私の尊敬する恩師、松本先生にも観て頂きました。

 

 1月27日に日本臨床矯正歯科医会(以下、矯正医会)の広報キャラバンの手伝いのために宮崎へ行ってきました。「矯正医会」とは矯正歯科専門の開業医で構成される唯一の団体で、一般市民の方を対象に歯並びと咬み合わせの大切さや歯列矯正などについて知ってもらうために、このように全国的な広報活動を定期的に行っています。

 今回は、3年半前に沖縄で広報キャラバンをお手伝いしたのに続いて2回目の参加でした。まずは、「ご存知でしたか?8020達成は良い歯並びから」というテーマで宮崎晴代先生のご講演に始まり、「歯並びトーク」や「矯正歯科治療相談コーナー」などがあり、一般の方の参加者は350名を超える大盛況に終わりました。「歯並びトーク」では、実際に矯正治療経験者の方々から矯正中の歯磨きや矯正装置、歯が動く時の痛み、矯正治療中をどういう思いで乗り切って頑張ったのか、矯正治療を受けてよかったこと、もし矯正治療を受けていなかったら今頃どうなっていると思うか、、、など実際の経験者の率直な意見を聞くことができ、参加者の方はとても参考になったのではないかと思いました。経験者の方が本当に素直に正直に意見を述べておられるので、私自身も話を聞きながら「こういうことって、なんだかいいな、、、」と少し目が熱くなりました。その後、「矯正歯科治療相談コーナー」で私も相談員として参加し、数名の一般の方の矯正に関するご相談にのらせて頂きました。お母様方はお子様の歯並びにとても関心を示しておられ、治療の必要性、治療開始時期、医院の選択、費用と期間などたくさんのご質問がありました。成人女性の方からも質問を受け、真剣に自分の歯のことを考えよく勉強して質問事項をまとめておられました。日々、あることに関心を持っていれば、このような機会を上手に見つけて参加し、積極的に質問して自分の疑問点や悩みを解決しようとしている患者さんの前向きな姿勢にあらためて関心させられました。参加してよかったです。

 その日の夜は、キャラバンに参加した矯正の先生や業者の方々とお食事会でした。

福岡の佐藤先生、宮崎の陶山先生、高橋知江子先生など矯正専門開業医の大先輩の方々と楽しいひと時を過ごし、かつ多くを学ばせて頂きました。私はこの矯正医会が大好きです。矯正歯科専門の開業医の先生方には、自分と同じ土俵で頑張っておられるという親近感を感じますし、多くを学べますし、とても尊敬しています。

 いつか長崎でも、広報キャラバンを開催できればよいな、、と思いました。


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「歯並びトーク」では、実際の矯正経験者の生の声が聞けました 

  

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会場は350名を超える大盛況でした!

              


院長プロフィール
内山のりよ矯正歯科医院
院長 内山恵代
内山恵代
1966年生 天秤座 O型
出身地:長崎県
趣 味:旅行、映画鑑賞、
    ウォーキング、登山
特 技:ピアノ

内山恵代

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